
採用担当
Y・Sさん
浜松で従業員の幸福実現を経営目的と掲げて
──まず、常盤工業の事業や特色を教えてください。
当社は、建築・土木・住宅を中心に事業を展開する総合建設会社です。大きな特徴は、地域貢献、社会貢献への取り組みに非常に力を入れていること。例えば、「ときはまフェス」は今年で4回目を迎え、来場者は1,200人を超える規模に成長しました。チャリティサンタやホワイトリボンラン、子ども向けの支援活動など、CSR活動は多岐にわたります。
そうした地域への姿勢が評価され、浜松市のCSR活動表彰では、市内唯一となる「マイスター4つ星事業者」に認定されました。
──まず、常盤工業の事業や特色を教えてください。
ビジョンは、「地域に愛され、社員が誇れる会社を目指す」こと。建設業は地域に根ざす仕事のため、地域に愛されてこそ会社の成長につながっていくと考えています。社是は「自利 利他」で、当社の根本となる原理原則。これは、他者や地域のために行動することが、結果として自分たちの幸せにもつながるという価値観です。
経営目的はちょっとユニークで、他社が社外的に発信するケースが多い中、当社は「全従業員の物心両面の幸福を実現する」という、内に向けた、本質的な目的を掲げています。つまり、給与や待遇といった“物”と、やりがいや誇りといった“心”の両方の充実を目指し、日々取り組んでいます。

──施工管理技士の採用において、どのような人材を求めていますか?
一言で言えば、「主体性を持って行動できる人」です。会社のフィロソフィーに「プロ意識を持つ」という言葉があるように、自ら考え、仕事に取り組む姿勢が、社内にしっかりと根付いています。
社員の意見を聞く機会も多く、例えば中期経営計画に対して、「自分はこう関わっていきたい」「こんなアクションができるのでは」と、意見を出し合うグループディスカッションを行っています。そのため、「ただ言われたことをやる」というスタンスでは少し難しいかもしれません。
また、会社の価値観に共感できるかどうかも重要です。個人プレーではなく、周囲とのコミュニケーションを取りながら、自分の意見と周囲の意見をうまく調整しながら進められる方に来ていただきたいと考えています。
──施工管理技士には、どのような方を期待していますか?
現在、建築施工管理社員の6割強、土木施工管理社員の5割が20代であるため、30代〜40代前半の経験者を特に求めています。若手を引っ張っていけるリーダーシップを持つ方、当社がこれまで扱ってこなかった工法や案件を経験された方は大歓迎です。もちろん20代やシニアの経験者の方も歓迎です。
施工管理技士として安心して働ける環境が、経験を生かす土台に
──施工管理技士の働き方についての特徴を教えてください。
施工管理技士の仕事には時間外業務(残業)はつきものですが、建築部門では月平均30時間ほどと、業界の中では比較的少ない水準です。土木部門は月平均17時間ほどと、かなり少なめです。
現場の掛け持ちは基本的になく、1人現場であっても、すぐにサポートが入れる体制を整えています。体調不良や家庭の都合で休む場合があれば、気兼ねなく有給休暇を取得できる環境です。
現場が落ち着いている時期には長期で休みを取る社員も多く、実際に、夏季休暇と有休を組み合わせ、3週間休んでパリへオリンピック観戦に行った施工管理もいます。
──時間外手当についてはいかがですか?
残業代は、1分単位で支給していますので、給与の透明性という点でも社員から評価されています。

──子育てと施工管理技士の仕事の両立は可能でしょうか?
もちろん可能です。昨年は育休取得率が男女ともに100%でした。男性の施工管理技士も、お子さんの誕生にあわせて、きちんと休暇を取得しています。
──施工管理技士として中途入社後の教育体制について教えてください。
入社時に研修を実施しており、会社の理念、目標設定、承認力研修などを1~2週間かけて行います。座学だけでなく、ワークショップ形式も取り入れ、これまでの自身の働き方や価値観を振り返りながら、当社のフィロソフィーを理解していただく構成になっています。
──応募を考えている方へのメッセージをお願いします。
「施工管理は大変で、もう建設業は続けられない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。でも、そうした経験がある方だからこそ、当社の働きやすさ、いい意味でゆるやかな雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。
これまで培った技術や経験を手放す前に、無理のない環境でその経験を再び生かす選択肢があることを知っていただけたらうれしいです。

──常盤工業の今後の展望を教えてください。
2026年に、当社は創業100周年を迎えます。これまで浜松に根ざして事業を展開してきましたが、持続的な成長のために、昨年11月には東京に進出し始め、新たなエリアでの挑戦が始まったところです。
将来的には、海外への進出も視野に入れています。そんな変化の時期だからこそ、一緒に次のステージをつくっていける方との出会いを楽しみにしています。